4月23日
2010年7月、人生最長の旅に出発。パリの友人のフラットを足場にして、パスポートだけで滞在可能な3か月間、ヨーロッパを巡る。行ってみようと思っているところはデンマーク、スウェーデン、アイスランド、ポルトガル、ベルギー、イギリス、オランダだ。
介護施設を訪れてみたいから、なんとか事前に現場とコンタクトが取れないかと、各国の領事館にダメもとで手紙を送る。なんと2日後、デンマーク領事館から連絡が来た。「スヴェンボーという町になら紹介できるから」とのこと。美しい海辺の町。どんな空気なんだろうとわくわくする。「ちょうどその頃は日本人の女性がふたり研修生として来てるから」現地の担当者から何度もメールが入る。宿も手配してあげると言う。ホテルは好きじゃないからB&Bをお願いする。
すっかり気をよくしていたが、親切な対応はここだけ。フランス領事館のおじさんにはこっぴどく叱られた。「個人旅行のお手伝いまでできません」そうですね。私が悪うございました。ごめんなさい。でもお返事はいただけたのだ。ベルギー、ポルトガル、スウェーデン、オランダは梨のつぶてだった。(K)