パリには、ルーブルを筆頭に、オランジュリー、ロダン、ピカソ、カルティエ、ダリ、ジュベルニーと個性的な美術館がいっぱい。アムステルダムならゴッホ、アンネの家。ニューヨークならMOMA。街と美術館がセットで思い浮かぶ。
パリと比べてはなんだが、日本の美術館にはポリシーを感じられない。京都も国立博物館を始め、例にもれず企画展ばかり。
京都にはせめてひとつ、どっしりした京都生まれの画家、若冲の美術館があってもいいのにと思う。日本映画発祥の地である京都には映画歴史博物館も欲しい。
美術愛好家だけでなく、雨の日、観光客を惹きつける場所としても機能すると思う。
行政は小学校の跡地にホテルを建てることばかり考えているようだが、そんなものは民間の仕事。もったいない。