25日 8月 2017 本と楽しむ京都 7 『源氏物語』の現代語訳では『窯変源氏物語』(橋本治/中央公論社)が好きだ。訳本というより、橋本治/作と言ってもいいくらい、流麗にこなれている。葵祭の前祭の日、葵の上の車と六条御息所の車が場所とり争いをしたのは、葵橋のあたりかと勝手に思い込んでいたが、よく読んでみると一条大路とある。一条大路といってもずーっと西からあるので、どのあたりかはよくわからない。だが、出町柳近辺でないことは確かだ。ちょっと残念。御所の場所も道も、昔と今ではうんと違うしね。 tagPlaceholderカテゴリ: